NURO光とauひかりを検討している人向けに両社を比較してみた

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KDDIが自前回線を使って提供しているエリアのauひかり

首都圏を中心とした限られた範囲では、KDDIが独自に光回線を敷設してauひかりを提供しています。旧TEPCOひかり回線として敷設した光ファイバーを利用している地域も多く、NTTよりも光回線が高い位置に敷設されているので集合住宅の3階の高さまで回線の引き込みが可能です。

開通工事に際して関電工が行うことから、NTTの電柱を経由させるケースや他人の敷地上空を通過させる工事の際には必ず承諾書を土地所有者から取得するなどNURO光に比べて外回りの工事を慎重に行う傾向があります。

屋外工事を比較した際に、NURO光はNTTが担当しauひかりはKDDI工事となるので関電工が担当することになる点から方針が異なるわけです。

NTTの光回線を使ったauひかりとの比較

NTTから光ファイバーをPON単位で借りて運営しているauひかりホーム（S）は、シェアドタイプと呼ばれています。回線帯域を決まった世帯数で分ける方式のために、NURO光と比較して実際に接続している人の数が光ファイバー一芯あたりで多くなりやすい傾向にあります。

auひかりの工事はKDDIが手配したNTT工事作業員がauひかりの工事を行うという複雑な関係で工事を行います。NTTのフレッツ光と同じ光ファイバーを使うので集合住宅は2階以下に対しての引き込みに制限されます。エリアの広さが特徴ですが、高さ制限がNURO光の7階建に比べて厳しい傾向にあります。

auひかりを引くメリットとは

NURO光と比較してauひかりは複数のプロバイダーを選択可能です。今現在のプロバイダーがauひかりを提供している場合には、そのままプラン変更で申込を行えます。

また、映像サービスの配信を合わせて行っているので、衛星放送を受信する設備が付いていない物件に住んでいる場合など、インターネット速度よりも映像サービスを重視する場合にはauひかりが適しています。

auひかりが下り最大1Gbpsに対してNURO光では下り最大2Gbpsと高速回線が提供されているので、シンプルに安くインターネットを利用する環境としてはNURO光が優れていることになります。

集合住宅に住んでいても希望がある

auひかりでは地域により集合住宅の高さ制限が3階または2階に制限されていますが、NURO光では7階建以下の集合住宅にまで制限が緩和されています。auひかりと比較してなぜ高さ制限を緩和出来ているか疑問に思う人もいるでしょう。

NURO光では屋内工事と屋外工事を分けて行うことで開通率向上と工事トラブルを回避しています。NURO光では室内工事を先に行い、光キャビネットをMDF室に取り付ける所から室内まで電話配管を利用してホームゲートウェイまでの光ファイバー配線を行います。

屋内工事を行うのはNURO光側で用意した専門の工事業者だからこそ、丁寧な作業が行えます。屋内工事が終わってから後日行われる屋外工事では、NTTの作業員が電柱からMDF室まで光ファイバー線を引いて接続するだけの工事です。室外工事は単なる電柱からの光ファイバー接続工事にすぎないので、屋内工事をしっかり行う点が評価されています。

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